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二宮尊徳の教えは昭和の敗戦までよく知られていました。
さて、義援金についてはどのように考えていたのでしょうか。
1.大災害は60年〜80年に一度は必ずくるのだから、しっかり貯蓄しておきなさい。被災者は自業自得なのだから寄付をしてはいけません。
2.飢饉のときに金持ちが打ち壊しに遭うのを避けようと思えば、普段から慈善行為が必要です。一番大事な親戚づきあいの交際費と同じかそれ以上の規模で義援金を供出しておきなさい。
3.情けは人のためならず、めぐりめぐって己が身の上。貧富は順繰りにめぐってきます。できるだけ寄付しておきなさい。自分か子孫がきっと助けられることがあります。