許せない集団自殺

集団自殺が流行している。これが許せない。

死にたいときもあるだろうが、多くはその時期を通過したらどうってことないのではないかと思う。死にたければ一人で死ぬべきで、集団の勢いで死ぬのはよくない。

自殺はふつう男性に多くて女性に少ない。ところが集団自殺となると女性が結構多いようだ。
これを認めると、太宰治のように女性を大勢殺す人もできるわけで、女性一人ではあまり死なないことから考えると、集団自殺とは男性主導か男性に依存した女性殺害である。

私が子供のころにはまだ女性が子供を道連れ心中するケースがあって、子供を残して死ぬことに抵抗があったが、今は道連れ心中が弱いものいじめだと理解されているのではなかろうか。人権は弱い人にもあるということが一般認識となっている。

だったら、男性は女性と一緒に死んではならない。


●ここからが本題!

なぜ女性にこだわるのかというと、人口の半数以上を男性が占めると戦争になるという経験則がある。

今、日本は女性が多い。50代以下は男性が多いが、60代以上は女性が多い。そこで合計すると女性が多い。今の平和は60代以上の女性で保たれていると言い換えることはできないだろうか。

大正生まれの人は戦争で男性が少ない。この世代が今80代になった。男性は女性より早く死ぬのでおおむね高齢者は女性が多い。これで平和が維持できている。女性を大事にしよう、と女性が叫ぶと身勝手だろうか。

出生比率は今も昔も若干男性が多い。それは乳児死亡率が高かったころ成人になるまでに男子が育ちにくかったことから適正かもしれない。ある意味自然淘汰されて強い男性に子供が多くできるようになっているのかもしれない。

先日NHKローマ帝国400年の平和についてTV放送があった。そこでは男性を競技場で戦争ごっこや野獣対決をさせて殺している。強くて若い男性が次々に殺されるのを見て人々は娯楽とした。こうして平和は長く保たれた。

日本だって平安時代400年、江戸時代350年の平和があった。これは跡取りでない男子に出家させるという方法によった。殺しはしないが妻帯させずにおくことで争いを避けるという結果になった。たとえば虚無僧。士族の出身で武道ができ、音楽もできる優秀な男性に妻帯させず、隠密の危険な仕事もさせた。野垂れ死にしてもだれも被害と感じない。

そもそも男性は孤独に弱い。頼ってくれる人がないと意気消沈して自殺したり、定年退職で急に病死したりすることが多い。そして、高齢者人口は女性数が逆転多数になる。
しかし、大正生まれの世代ほどの差はもうできないかもしれない。大正生まれの人はあと何年生きるだろうか。それを考えると、どうやって平和を保つかを真剣に考えなくてはならない時といえる。

まず集団自殺を禁止すべきだ。女性に頼られて一緒に死のうという気になる心優しい男性に告げたい。女性を殺すな!